須玉ICから車を走らせること1時間弱。
登山口のある「みずがき山荘」に向かって、渓流沿いを進むにつれて気分はうなぎ上り。
正直、こんなに綺麗な沢は始めて見たかもしれない。
「『みずがき』れいだから瑞牆山なんじゃないか?」
登山口につく頃にはK君以上にニヤケ顔の私。
めちゃめちゃ良い場所だ。
一年ぶりに友人K君と再会し、打ち合わせで決まった行き先は瑞牆山(みずがきやま)。標高は2230mだけど、瑞牆山荘(1520m)から登れば往復4~5時間のアクセスしやすいコースがあります。
秋は特に紅葉が素晴らしく、花崗岩の岩場と合わせて独特な景観を生んでいます。
「麓の公園でキャンプして山登ったら最高だろうな」と行きたい山リストに入れていました。
「久しぶりなんでお手柔らかな山。だけど景色が良くてテンションが上がる山がいい。」
そんなK君の要望を十分に満たす山です。
<ヤエガワカンバ> |
今日も楽しい山歩きになる気配しかしません。
登山届ポストに登山届(メモ帳の走り書き)を入れて、行きますか!!
直後にこの看板(笑)
絵が怖いでしょ!!1人だったら登るのちょっと躊躇するって ((( ;゚Д゚)))
熊鈴を即、解放。
改めてGO!!
登山客が沢山。
ツアー客も沢山。
駐車場もあふれて路上に縦列駐車状態でした。
開始早々から土が削られた木の階段を登ると
K:「ハァハァ・・・」
Kくん!?
すでに虫の息!!? *゚Д゚)エエェェ
ライフゲージが半分くらいに(笑)
久しぶりとはいえキツそう。
体がなれる(有酸素運動の状態になる)までの最初の10~30分くらい(無酸素運動)が苦しいんだ。
自分が思う歩きやすいペースより遅いくらいにゆっくり登るのが良いらしい。ゆっくり行こう。
写真撮影に時間を割きながらゆっくりと。
ん~ベストシーズンだ。
麓は紅葉に変わり始めています。
このグラデーションはたまらない。
赤、黄、緑と移り変わり途中の今の時期も色彩豊かで好き。
「良い色だ!!」
感動。自然に感謝。
今日登る瑞牆山の岩場が木々の間から見えました。
あの白い岩肌の場所まで行くのか・・・待っててくれ~
富士見平手前に水場を発見したので口を潤します。
キンキンに冷たい。少し舌に残る苦味を感じました。
富士見平も人が沢山。
テント泊もわんさか。
楽しそうだ・・・
この~・・・・・
(来年はテント担いでくるぞ!!)と密かに闘志(?)を燃やしながら富士見平を跡にします。
胞子のうが伸びた苔。
山で見る苔は美しくて癒される。家の近くのコンクリに生えていると「汚い!!」ってなるのに(笑)
霧がかって湿っていると一層神秘的。
天鳥川と合流します。
渡った先には有名な桃太郎岩と言う大きな岩。
転がってきたらひとたまりもないような岩の横を登ります。
ここも良い色に紅葉が進んできていました。
添えられた木は気休めか(笑)
なんか転がってきそうな恐怖が潜在的にあるのは分かるけどね。
いいもの見っけ。
松ぼっくり。
秋を告げるメッセージをキャッチしました。
おっと!
渋滞です。
山頂に近づくに連れて狭い場所が多くなり、団体客も多くて足止めがちらほら。
その隙に紅葉をチラチラ。
標高が上がるにつれ紅葉が進んでいます。
秋の山に来て、四季があって良かったって再確認。
木漏れ日が素敵やん。
気候も最高やん。
泣けるやん(笑)
こんなんめっちゃ好っきゃねん。
なぁK君!!
秋晴れ。今までで一番の快晴。
富士山もくっきり!!
アップでもくっきり!!
いいなぁ、K君!!!?
大ヤスリ岩を越えて、あと少しかな。
・・・K君?
K:「ゼェゼェ・・・ちょっと呼吸整えさせて(笑)」
どういうわけか今日はバテバテの相方。
やっぱり久しぶりだからかな?
どうやら首に下げたミラーレス一眼が疲労に一役買っているようで、カメラを仕舞ったら「少し楽になった」と。
「あと少しだ頑張ろう!!」
とか言ったらすぐ到着。
絶景に見とれてしばらく休む場所も決めずにウロチョロ。
西側。奥秩父で瑞牆山と対をなす100名山の金峰山。五丈岩(右上の突起)も見えます。
来年は行くぞ!!
東側。山頂隣の岩場に登った人もいるようです。間違えて登ったのかな?(笑)
でも絵になる光景ですね。
そういえば山頂手前に×マークがついたはしごがあったけど、そのはしごの先があちらの岩場に出るのではないか?
先ほどの大ヤスリ岩。
自然の造形ってすごい。
富士山も見えるよ~。
んでもって、皆さんこんなところで休んでいます。
山頂のすぐ向こうは崖です。そう、瑞牆の「牆」は【崖】の意味。絶景、絶壁、紙一重。
そして山頂の岩場はかなりの斜面になっているので、座ると景色を背に手前の樹木を見るというヾ(・∀・;)
北極のトドの群れのようでした(笑)
今日のご飯はこちら!(1人分)
ラーメンにアルファ米の海老ピラフ。
もちろん今日も「うまい!!」
いつものように瞬殺で胃袋に収めてしまいました。
さ~てそろそろ下りようか。
「いつ登ろうか、富士山。」
行きに通った時は渋滞になっていた岩の間。
写真で見ていて「こんな狭いところ人が通れるの!?」と思っていました。しゃがんでギリギリくぐり抜けます。
やわらかい光の中を歩いて下山。
山はだんだん寒くなっていくのに、葉は暖色を帯びていくとは。これいかに?(笑)
相方、膝ガクガクでおじいちゃん完成(笑)
体もグラつくのか、おかげで熊鈴が良く鳴っていました。
下山後は富士見平小屋で割引券を貰った「増富の湯」へ。料金の一部が山小屋整備資金として寄付されます。
ぬるめのお湯にじっくり浸かりました。
談合坂SAで大盛カツカレーを喰らい(あれ?昼もカレーヌードルじゃ?)
完全に満腹。
季節の移り変わりを感じる良い一日になりました。
■コースタイム
11:00 みずがき山荘
11:40 富士見平小屋 11:45
12:15 天鳥川出合
13:28 大ヤスリ岩
13:55 瑞牆山 15:00
15:45 天鳥川出合
16:15 富士見平小屋 16:20
16:50 みずがき山荘
0 件のコメント:
コメントを投稿