2012年9月27日木曜日

2012年9月22日 川苔山再訪 (川乗橋~百尋ノ滝~川苔山~鳩ノ巣) 3名

一年半ぶりに川苔山再訪。
そして友人夫婦と初・山歩き。「山に行こう」の口約束が昨年のことだから実に1年ほどかけて実現しました。

ふたりは来週谷川岳に行くということで、その予行となる沢歩きのコースを希望。
山小屋滞在中のネットワークを駆使して「オススメの関東近郊沢歩きコース」を聞いてみたところ、返ってきた返事は「谷川岳」。
・・・谷川岳の足慣らしになる沢コースを聞いたんだけどなぁ(笑)

山小屋ネットワークが当てにならなかった。というわけで「自分の好きな沢コース」+「行ってみたい沢コース」の中から川苔山をピックアップ。
温泉の味を占めたので下山後に温泉に浸かれるコース、さらに登りは沢で楽しめるコースを検討すると「川乗橋~川苔山~鳩ノ巣駅」なんですが、鳩ノ巣駅の温泉が2012年9月から工事で利用できない。
ということで、川乗橋→川苔山→本仁田山経由で奥多摩(もえぎの湯)に戻るコースに決定しました。


当日。
友人S君・・・サッカーを介して知り合って8年、個人的に遊ぶのは初めて。ましてや一緒に山登りをすることになるとは・・・世の中分からんね。
自称・雨男。今日の天気は原因はもしや・・・!?

その奥さんSちゃん・・・自称・晴れ女。
ふたりの結婚式に参加したのみなのでほぼ初対面。
私の人見知りが懸念されていましたが、社交的な御両人だったので特にぎこちなさもなく山歩き。

そこへ霧男の私が加わりまして、今日の天気は霧。
雨男+晴れ女+霧男=霧(笑)
視界不良と引き換えに涼しい山歩きを提供していきます。



川苔橋から細倉橋まではアスファルト道を登り、細倉橋からは登山道に入っていきます。百尋ノ滝に向かって沢に架けられた橋を右に左にと何度も渡っていきます。
これが楽しいし風景も良い。谷間なのに差し込んでくる光で緑が鮮やかです。

今日一番の写真が撮れました。



「結婚式に使いたかった!!」
そんな声も出るような景色ですよ。

そしてやっぱり山女子がいると華がありますね!!

そんなSちゃんが先頭を歩いていると空が少し晴れてきたみたい。これが晴れ女の力か!?
引き続き先頭をお願いしよう。




「ドングリの実ってこんな風になっているんだ!!」
「空気がおいしい!!」



「今までに歩いたことのない感じの山だ~。」

ふたりとも山歩きは趣味で御岳山や富士山にも登っている。それでも奥多摩はあまり足を運んだことがないようで新鮮みたいです。
東京でもこんな良い山があるんだよね。私もその魅力に気づいたのは最近のことです(笑)



「奥多摩なめてたわ(笑)」



なんて言いながら百尋ノ滝に到着。



落ちる水の冷気のせいか百尋ノ滝は涼しい。「尋」とは昔使われてた長さの単位のことで大人が両手を広げた大きさ(約180cm)のこと。
尋(ひろ)はひろげると同じ語源らしく、漢字も「左」「右」「寸」を合成したものである。(wikipediaより)
んで、そうすると百尋は180mの長さになるけど・・・実際は落差約40mとのこと。それでもかなり壮観ですよ!

寒いのですぐ出発。




「楽しかったなぁ~!!」
本日の見どころを終えて既に思い出に浸りだすS君。
まだ山頂にも着いてないってば!Σ⊂(・∀・ )彡


会話に夢中になっていると先行者の声が上から聞こえる。無意識のうちに道を確認せずに追従して急斜面を登りだす。これがルートミスのきっかけに。

3分も経たないうちに両手を使っても登れないような場所で道探しの立ち往生になる。気づかないうちにルートを外れてしまったようだ。
先行者がかなり上にいるけどどう見ても道がない。無理やり斜面を登り先行者のいる近くまで行くと「少し前から全く道がない。」とのこと。先行者もルートミスのようでした。

ふと下を見下ろすと、後発の団体さんが普通にトラバースしながら谷間の奥へと進んでいっている様子。
急斜面を登りだした場所まで戻るとさっきは気づかなかったけど谷に沿って道が続いている。

前後に人がいたおかげで早く気づいてよかった。でも前に人がいるからといってついて行っちゃ駄目だな。ちゃんと自分で現在地と道は確認しなきゃ。ここは猛省。
気持ち切り替えGO!!



そしてコダマの森(今命名)へ




空を見上げると真っ白。霧が少し濃くなったな・・・私が先頭にいるからか(笑)!?
でも涼しくて歩きやすいからいいかっ。森も一層幻想的になっているし。
蛙も出てきたし。



「あとどれくらいだろう?」
「もう少しだよ。」
そんな問答を繰り返す。じわじわ足に疲労がたまってきている模様。
道標を見つけるたびに残り距離を確認するも・・・何も書いてない。行き先案内だけ。
「もう少し」に対する信頼感がぐらつきかけてきた頃に稜線に乗り上げました。




「ここまでくればあと200m!」
これは自信がある。

川苔山到着~



山頂での食事が何より楽しみ。
ラーメンにテンションが上がる一同。寒いからなおさらのこと温かいものがおいしい。。
今日はさらに焼きマシュマロを試みました。前からやってみたかったんです。
単独行ではやりにくいですからね。





火加減が難しくてすぐ焦げてしまう。やっぱりバーナーパッドが必要かな。
味は?というと、外がカリッと中はトロトロで新食感なマシュマロ。食後の珈琲とよく合います。
今後食べたい山ご飯のメニューで盛り上がる。


1時間ほどまったり。仲間がいて、おいしいもの食べたらついついゆっくりしちゃうね。

下山。
標高を下げていきます。



舟井戸から本仁田山に向かうつもりでしたが、分岐に桟橋崩落・通行禁止の表示。



奥多摩駅に戻って温泉に入る予定でしたが、変更を余儀なくされ鳩ノ巣駅に下山することに。


長いなだらかな道を下りて鳩ノ巣駅に到着。鳩ノ巣から電車で奥多摩に戻り「もえぎの湯」で入浴しました。


帰りの電車で奥多摩の標高が343mだと知りました。



川苔山との標高差が1000mあるのは意外でした。

本日は賑やかな山歩きを楽しみました。
また行きましょう!!


■コースタイム
8:58 川苔山登山口(バス停留所) 発
9:35 細倉橋 9:45
10:35 百尋ノ滝 10:40
12:23 川苔山 13:37
15:20 大根ノ山ノ神 15:30
16:10 鳩ノ巣駅 着

■前回の川苔山
2011-05 奥多摩・川苔山

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