7月3日、午前3時10分起床。予定より1時間以上早い(笑)睡眠時間2時間ちょっと。
というのも荷物を入れるスタッフバッグ的な物が突如無くなり昨日も1時間近く家中を探し回り、起きてから探そうと諦めて寝たせいだ。
起きて早々捜索の続きを20分ほどするが見つかる気配なし。いい加減諦める。
探し物をやめた時~見つかることもよくある話で~♪
ふふっふ~♪
ふふっふ~♪
見つかった(笑)!!
思い出すだけでも腹が立つような場所にありました(笑)
ホントこういうことたまにありますよね。絶対に何かの類が隠していたに違いないですよ。妖精か小人か。だって昨日も確認した場所にあったですもんヽ(`Д´)ノ
荷物を早々にまとめて家を出て、駅の松屋でブレックファースト。
エネルギー装填。ではいざ丹沢へ。
電車で揺られること1時間40分程で渋沢駅に到着。そこからさらにバスで15分ほど揺られると、大倉バス亭に到着。
空は曇っているものの今のところ雨は降っていない。このまま降らないでくれればいいなぁ。
一人ということもあってのんびり着替えたりしていたらここで30分経過 Σ(゚Д゚;)
出発予定を過ぎてしまいあわてて出発します。7時50分山登りスタート。
と見せかけて紫陽花を発見して写真。
さらに時間ロス(笑)
まあまあゆっくり行きましょう。
バス停から10分ほどは舗装された道路を歩きます。
畑9に対して民家1くらいの割合でしょうか。
始めて歩く場所で住宅地だと道が合っているか不安になってくる。引き返して道を確認しようと思った頃に指導標を発見。
ここから山に入っていくようです。
おっと足元に蛇を発見!!
苦手でもないので写真を撮ろうとしたら一瞬で茂みに逃げられてしまいました。残念。
少し歩くとゲートが。
このゲートをくぐってからは、勾配の緩やかな林道をしばらく進みます。
身体を順応させるのには丁度良い。山登りらしい雰囲気になってきました。
途中同じバスで出発したと思われる登山者を何組か抜いていきます。
10人程の中高年グループ。
3人組の30歳位のチーム。
2人組みの軽装のおじさん達。
決して僕がベテランの山人(?)のようにかっ飛ばしていたわけではないです。確かにスタートが遅れたので急ぎめで歩いていましたが、どうやら同行者が多くなるほど全体のスピードが遅くなる傾向があるようです。その点単独行動だと良くも悪くも人のペースに左右されないので自分のさじ加減でスイスイ~と歩けるという訳です。
たまに寂しくなりますけど(笑)
さらに7~8人程の20代のフレッシュ男女グループを抜く。
ふふふっ。
はははっ!!
ふはははは!!!!
ちくしょー!!orz
楽しそうだ~~!!
いや、僕は決して、そういう楽しさを求めて来たのわけではないんだぁ!!
そんなこんなで不思議なパワーも手伝い、大倉から歩くこと1時間ほどで次の通過ポイントの二俣という場所に到着。
本日一箇所目の橋です。この先にまだ橋があるのか知らないですが。
橋を渡った少し先で道が分岐しています。
鍋割山はこの二俣でふたつの道に分かれており、時計回りルートと反時計回りルートが山頂で環状に繋がるアプローチになっているので登りと下りで別のルートを歩けるようになっているんですね。
僕は事前に小丸経由で鍋割山山頂に向かうと決めていたので、右側の反時計回りルートから登り始めます。
ところで、「熊とスズメバチだけは来ないでくれ!!」そう願っていた僕は熊避けの鈴を携帯していたわけですが、この鈴は鳴らしたくないときは音が出ないように出来るのでここまで鳴らしていませんでした。
というのも登山者の中には熊が出ないような場所でまでベルを鳴らされると、せっかくの山の雰囲気が台無しになるなんて言って嫌う人もいるらしいからです。
確かに歩いている最中ずっと音が鳴っているのは僕もあまり好ましくないなと思っていたので、必要なときだけ鳴らせばいいやと音を消していました。と言いつつどのタイミングで鈴鳴らすんだね?熊が確実に出ないエリアって何だね?なんて思っていたんですが、、、小丸尾根ルートに入って20秒程でそのタイミングが分かりました。
この辺りから傾斜が強くなり、本格的な登りが始まるわけですが、歩き始めてものの10数歩というところに「それ」はありました。
道のほぼど真ん中に黒山の人だかりならぬ蝿だかり。彼らの群がるその対象には動物のものと思われる糞が・・・!!
待ちたまえ(笑)!!
落とし主は誰か!?
人?
いや、道の真ん中にお土産を残す非常識な人なんてまずいないだろう。ということは人では、ない。
( ;゚Д゚)) ガク
なら鹿かな?
いや、鹿はコロコロの小さな糞を沢山出す。眼前にあるのは確実に雑食の生き物が出す量塊。ということでは鹿では、ない。
(( ;゚Д゚) ブル
となると人、鹿以外の生き物、それもある程度大きいもの・・・蝿がたかるほど新しい・・・
(((( ;゚Д゚))))) ガクガクブルブル
次の瞬間僕は熊避けベルの封印を全開放していました(笑)
チリンチリン、
チリンチリン。
鳴らす鳴らす(笑)
結局何の糞かは分からないままでしたが、そこからの15分ほどは生きた心地がしなかったです。
止めどなく流れる汗は傾斜のきつくなり始めた山道のせいか、それとも未だ見ぬ獣への恐怖からでしょうか(笑)
そうこうしていると前方に人影が。確実に人です。Tシャツ着てたから。Tシャツ着てる熊はプーさんくらいでしょ?
人がいるということは大丈夫だろうと。一人で歩いていた緊張状態もほぐれ少し気持ちが楽に。
小丸まで2000mの標識を見かけた辺りから木々の種類が変わり明るくなってきました。
針葉樹エリアから広葉樹の多いエリアになったようです。
前の写真と比較しても光の差し方や葉の青々とした緑の違いが分かると思います。
この辺りは気持ち良かった。勾配も少し緩やかになり、道も歩きやすい。針葉樹地域より生物の種類・数が多いのも分かる気がします。
長い登りの途中の癒しスポットです。通過するのが名残惜しい。
え?何を柄にも無いことを言っているんだって?
ここに来たら言いたくなるの分かりますって。多分。
小丸まで2000mの地点で9時20分、残り1000mの地点を9時50分に通過。写真撮ったり道草は食っていますがそれでも1km進むのに30分もかかっているわけです。
しかしほんとにきついのはここからでした。とにかくずっと登り・・・いつ終わるとも知れない登りが続きます。何がつらいかって、あとどのくらいか続くのかが分からないことがつらかったですね。「あと何分」とか「あと何m」とかの残りが表示が出れば気持ちも違うんですが・・・未踏の山の楽しさでもあるけどね。
たまらず小休憩でビスコタイム(笑)
何故ビスコなのか?
「おいしくてつよくなる」からです(笑)
しかしこのビスコを食べるタイミングをミス。
口の水分を全部持っていかれます(笑)
たまらず水分補給。
基本的に山に行く時は飲み物をキンキンに凍らせて持って行きます。下山の時にも冷たい飲み物が飲めるので。
再び歩き出します。30分程経ったところで前方から下山してくる人が。
小丸までどれくらいかたずねたところ、下りで20分くらいかかったよとのこと。ということは残り30分くらいか!!
残りの距離が分かったら少し楽になった。気持ちを入れ直し頂を目指します。
霧が出てきました。生き物の気配がする。
発見。
どこに何が隠れているでしょう?
分かりましたか?
もう少しズームしてみましょう。
鳥です!!
もう少し近づいてみましょう。
あ、逃げた!!
残念。コンデジの射程ではありませんでした。
やっとのこさ視界の開けたところに出ましたが、あいにくの天気で景色は全く見えません。
でもそのおかげで涼しくて歩きやすいです。
10時59分、二俣分岐到着。
そういえば登り続きで足元ばかり見ていたけど、気が付くとまわりは蝉時雨。
ヒグラシのようだけど少し違う気がします。聞いたことのない泣き声。
長い登りはここまでで、ここからは稜線に沿って鍋割山山頂に向かいます。
相変わらず空が曇っているので遠くの景色は思わしくないけど、山稜に茂るブナが美しくて歩いていて気持ち良い。
軽快に、のんびり歩きます。カメラで遊んでみたり。
実験的に動画撮ってみました。画質は悪いですが、雰囲気は伝わるかな。まわりの音は蝉の鳴き声です。
写真の画像サイズいじってみたり。
いや~尾根歩きは楽しい。
そうこうしていると山小屋が見えてきました。
11時50分、鍋割山山頂到着!!
それではお昼にしましょう。
昼食はカップラーメンとおにぎりふたつ、そして珈琲。
しかしラーメンにお湯を注ぎ終わった時に重大ミスが!!
箸を忘れた・・・(笑)!!
やってしまった。
凹みました。箸を忘れたことより肝心なところが抜けてしまう自分自身にがっかりです・・・(泣)
出来上がるまでの3分間を使ってがっつり落ち込んで(笑)解決策を案じます。箸は裏技を使ってなんとかしました(ふぅ~)
気持ちを切り替えご飯を食べます。
自然の中で食べるご飯は本当に美味しい。
え?皆言ってるって?
じゃぁ食べに行きましょうよ!!
お腹も満たされ山頂でのんびり過ごす。晴れ間が覗くことを期待しながら・・・
しかし残念ながら1時間経っても天候は良くなる様子なし。富士山は見れないかぁ。
雨に降られる前に下りましょうか。
13時05分下山開始。
すぐに整備された木道に入ります。
両側とも木が茂っていて見通しは悪いですね。初春や秋口は葉も少ないので違った景色になるのかな?
傾斜の厳しいところに梯子が掛けられています。
今日はこの一箇所だけだったかな。
僕は降りるのに使ったんですが、降りるのって結構怖いんですよね。登りでは助かりますけど。
登りと下りって同じ道でも全く見え方が違うわけですが、下る道を上から見るとこれくらいの高低差のところがあります。この急勾配、写真で伝わりますでしょうか。
ここを歩いて降りるわけですから結構怖くないですか?
下りは当然足元を見るので目線は下向き。なので見晴らしが良ければ景色を楽しみながら降りれるのですが・・・
曇りの日は自然と下る足も加速、加速。
後沢乗越を過ぎた辺りからは手入れのされた植林帯を歩きます。
間伐のおかげで足場も明るいですね。南向き斜面だからというのもあるのかな?
程なくして水源のある場所に出ました。ミズヒの沢です。
道が緩やかになってきます。
鍋割山の山頂付近には水場がないため、この沢から山頂に水を人の足で運び上げています(歩荷というやつです)。
この辺り、歩きながらなので写真がブレていますm(_ _)m)
このミズヒ沢にそのための水がペットボトル(水道水)に汲んでおいてあり、鍋割山に登る人がボランティアで担ぐようになっています。
ということはこちらから登るのがメインルートだったかぁ~!!
まあ、でも僕は小丸経由の方をお勧めしますが(笑)
ほぼ平坦な道をデューク更家ばりのウォーキングで二俣へ。
登りの時に通った分岐まで戻ってきました。あと一息!!
頑張れ自分!!
頑張れデューク!!
そして15時15分、大倉到着!!!
秦野ビジターセンター近くの橋をパシャリと。
お疲れ様でした~
天気のいい日とか違う季節にまた行きたい場所ですね。
富士山も見れるし、紅葉の時期も綺麗だろうなあ。
■コースタイム
大倉バス停 7時50分 出発
↓
二俣 9時00分
↓
二俣分岐 11時10分
↓
鍋割山 11時55分着・13時05分発
↓
後沢乗越 13時40分
↓
二俣 14時15分
↓
大倉 15時15分 到着
■DATA
出発時刻/高度: 07:50 / 297m
到着時刻/高度: 15:15 / 295m
合計時間: 7時間25分
合計距離: 16.43km
最高点の標高: 1312m
最低点の標高: 295m
累積標高(上り): 1261m
累積標高(下り): 1244m
1人アタックかあ~、楽しそうだけどやっぱり寂しさが勝ってしまいそうだなあ。
返信削除てか、あれだけ「リスク」とか「準備」とか鼻息荒く言ってる人が睡眠2時間ってどないやねんw
あと、1人アタックの時は音楽は聞いたりはしないのかい?
おっ、コメントありがとう。
返信削除1人アタックはやっておきたかった。
確かに他の団体さんを見てしまうといいなと思うこともあるけど、自分との戦いというか、自然に触れる楽しさとか、気を使わなく良いっていう自由度の高さとか、1人で行くのにも比較出来ない魅力があるんですよね。
それでも正直行く直前まで悩んだからね。でも持ち前の無精癖を払拭するべく面倒くさくなっちゃう前に行動ですよ。その結果睡眠時間が確保できないっていう(笑)
でもまあ、十分な睡眠と旅の連れっていうの確かに大事です、はい。
それから音楽について忘れてました。家から二俣っていう場所まではずっと「放送室」聞いてました(笑)ラジオですね。
登りが本格的になった辺りからは聞く余裕もなくなったので、イヤフォンを外していましたね~。